AUGUST 2017
Spain
町中に点在する踊るような曲線
奇才アントニ・ガウディの世界にウットリ
「バルセロナ」
GAUDI愛 全開で
観光&グルメ&エンターテインメントと
何をとってもパーフェクトな
スペインの大都市・バルセロナヘ。
愛してやまないガウディ作品の中でも
特に大好きなサグラダファミリア&
カサパトリョに大興奮した1日を、
備忘録として残しておきます。
まずは街の中心・カタルーニャ広場に
やってきた旅之助一家は本日の宿へ。
この周辺ゴシック地区には手ごろなアパートメントが多く、ガウディ作品に
朝から晩までどっぷり浸るには最適です。
カサパトリョ、カサミラ、カサカルベが
徒歩圏、サグラダファミリアへも
地下鉄で好アクセスなんです。
もちろん美味しいバルも、デパ地下も
何でもありますよ♪
ただの教会ではなく
さっそくバルセロナ観光のハイライト
サグラダファミリア聖家族教会へGO。
いつのまにか、サグラダファミリアのチケットは時間指定予約&購入が常識のようで、ネットから簡単に購入できます。
っが、ここに限らず、スペインの観光施設の予約は、日本で発行されたカードを使用するとはじかれることが多々あり、デビットカードを作ったり、第2セキュリティ対策をしたり色々苦労しました。言っとくけど教会に入るだけなんですからねー
さっそくですが
地下鉄駅を降りて地上へ上がると
・・・いきなりサグラダファミリア現る!
当然ながら皆テンションアップです⤴
24年前も今も圧倒的な存在感
1882年に建築がスタートした
アントニ=ガウディ未完の最高傑作。
24年前に訪れた当時は
もっともっと工事中感がすごくて、
中も暗い印象しかありませんでした。
あと200年かかると本気で思っていたし、
そこが魅力だったんだけど。
ゆったりゆったり寄付金で建てられて
いたはずが、90年代からがぐんぐん
観光客が増え、工期が150年程短縮。
・・・何とも破天荒なヤツです。
24年前の写真を見返すと、
4つの塔の存在が圧倒的だったのですが
工事が進むにつれ追加されていった
建物部分が全体のフォルムを
変えてしまい、ちょっと個人的に残念
モチーフは自然界のすべて
内部はえらいことになってました。
砂がすべり落ちるような直線と
採光を巧みにとり込んだステンドグラス。
The beautiful shape is stable as a structure.The structure must be learned from nature.
~美しい形は構造的に安定している
その構造は自然から学ばなければならない~
これ、ガウディ様のお言葉。
木の幹が上へ上へ伸びるように
少しずつ曲線を描いた大きな柱が
天井へ吸い込まれていいきます(感動)
チケット購入時にエレベーターの選択を迫られます。旅之助一家は、新しい受難のファザードではなく世界遺産に登録されている
生誕のファザード側のエレベーターを
選択ました(勧☆)
地上約50mの高さまで一気にのぼり
バルセロナ市内を一望できるポイントへ。
狭い迷路のような通路を通り
あちらこちらでガウディパワーをチャージ。いくつもあるバルコニーからは、
先端にぶどうの実や棘のような葉があしらわれた不思議な塔がたくさん見られます。
感動を胸に、渦巻き状の階段を降りて
1階へ到着(疲)
イエス最後の2日間
こちらは旅之助が特にお気に入りだった
福音の扉と言われるブロンズ製のドア。
受難のファザード側にあり
キリストの生涯最後の2日間についての
出来事が、新約聖書から8,000文字ほど
抜粋され書かれているんですって(凄っ)
読んでないけど・・・
造形物としてあまりに素敵なので
相当な枚数の写真を撮ってしまいました。
文字に吸い込まれそうになる
存在感にゾクゾクします。
未完成でもいいんじゃないかな
大胆なデザインの中に、
当たり前にある自然界のフォルムが散りばめられたサグラダファミリアを満喫ー。
2026年完成してしまうのが何故か残念です。
ちなみに地下にはもうひとつの世界遺産・地下聖堂があって、ガウディのお墓なんかも
見学できますから、こちらもぜひ。
風に背中を押されるように入館
サグラダファミリアだけでも満腹ですが
ガウディ愛さらに全開で行きたいのが
こちらのカサパトリョです。
やはりネットから事前予約が基本で
オプションツアーサイトだと
正規料金と同額でファストパスが付いているとの情報をキャッチしVELTRAで
早速予約。
ちょっと高級感のあるパセジ・ダ・グラシア通り沿いにあるカサパトリョ。
ガウディが54歳の時に完成させ、
別名・骨の家(あくびの家)とも呼ばれ
2002年から公開された集合住宅です。
外観のクワク感は言うまでもなく
ここからは、きゃ~の連続ですよ。
入り口を入ってスマートガイドを受け取り、緩やかな曲線に木のぬくもりが感じられる階段を上がっていきます。
すると渦巻く天井と泡のような模様のステンドグラスが目にとまります。
すごい不規則な曲線だらけなのに
なぜか心が落ち着くガウディマジックな部屋です。
ドアノブ、暖炉、家具と、
ひとつひとつに触れながらどんどん中へと進んでいきます。
細部までガウディワールド
波のような曲線に沿って次々と不思議な部屋が現れます。
海の底をイメージさせる中庭の吹き抜けや、外部の光を泡に見立てた窓、細部にまでこだわった屋上スペースなど、テーマパークさながら。
こんなアパートを100年以上も前に造ってしまっていたガウディの神的なセンスが凄すぎるー。
これだけ奇抜なのに、なぜか生活臭のある空間に仕上がっているカサパトリョ、
ほんと素敵です(惚)
バルセロナ
Barcelona
Barcelona.Spain.
ガウディ建築の密集するバルセロナヘは鉄道より安いLCCのVuelingAirlinesで向かいました。日本から首都のマドリッドから入った場合、治安の悪いマドリッドの中央駅を経由して鉄道で向かわず、国内線で一気にバルセロナへ向かうのが良いかと。しかも約1時間ほどなので労力は激減です。市内の交通は、1枚の回数券で数人一緒に使用できる地下鉄が◎もちろん地下鉄駅から不便なグエル公園などは、意外にも安いタクシーもおすすめです。