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India

DECEMBER

デリーからの小旅行でラジャスターンの古都へ。

廃墟から復活した元マハラジャの別邸でステイ

「アルワール」

ホテルダディカルフォート

​アルワール、どこから行こうか

北インドの観光名所王道3つと言えば

デリー・アグラ・ジャイプルをめぐる

ゴールデントライアングルが有名です。

この三角形のど真ん中にある比較的穴場の町・アルワール今回の旅の目的地。

デリーのインディラガンディー国際空港やラジャスターン州の玄関口ジャイプルから車でも列車でも約3~4時間の場所。

広くて不便なインドで4時間なんて

近いほうなんですよー。

マハラジャ宮殿が市役所に

アルワールと言えば

某ガイドブックでペラッと1ページだけ

しか情報が掲載されていなかった

ラジャスターン州の小都市。

まずはこの町のシンボルである

シティパレスへ向かいます

 

このシティパレス、

1793年バクタワール・シン藩王が建てた宮殿で、現在は博物館などが入った複合行政施設になっています。

…建物は結構雑に扱われている印象。

敷地奥の貯水池・サガールから、

後ろにそびえる岩山の要塞を見ると

自然と人工的なものが調和していて

思った以上にダイナミックです。

サガールル近くに建つムースィー・マハラーニ廟も含め、ラジャスターン地方に多いインドイスラム様式の建築物は、独特の曲線美が素敵♪

野良牛、野良イノシシ、野良シカがウロウロしている敷地内でインド時間を存分に楽しむことにしましょう

村の人も知らないホテル

そうこうしているうちに

本日の宿へ向かう時間です。

今回は、インドの宿サイトで偶然見つけたホテルダディカルフォートへ。

 

旅之助一家が泊まった頃は

まだホテル予約サイトで紹介しているところが少なく、掲載写真はピンボケが多い不安要素が多いホテルでした。

頼みの綱であるレビューも少ないため

迷いましたが、怖いもの見たさに選んでみることにしました。

 

住所を頼りに車で向かうのですが、

舗装されていない道で迷いに迷い、

通りすがりの羊飼いのおじさんに道を聞けども「ホテル?この辺に?」と言った感じであまり知られていない様子。

すると、のんびりとした村の一角に・・・あっ!きたーっ看板がありました~(嬉)

でも…看板以外にヒントはナシ

本当にここで正解なのか半信半疑です。

 

人の気配、まったくなし。

門の所から、かろうじて丘の上にお城のような建物が見えたので、思い切って車ごと中へ進みます。

妙に広い敷地内はまだ手付かずの所が多く

建設現場のように資材が積み上げられていました。何とか開通させました感がすごい坂道をズンズン上り正面入り口へGO。

到着すると、革ジャンを着たちょいワル風のオーナーさんがお出迎え

​こんなに広い敷地なのに、なぜか人の気配が無い古城ホテル。少しビクビクしながら、とりあえずホテル内を探検です♪

廃墟だった寂しい空気感がいい

ここは約1100年前にマハラジャの家族が住んでいたお城を修復したホテル。

といっても、ほぼ形がなくなるほど

荒れていた建物なので、まだまだ完成に時間がかかりそうな雰囲気です。

裏山では当たり前のように野生の孔雀がウロウロ。初めは珍しくて写真を撮ったり大騒ぎだったのですが、慣れは恐ろしいですね、次の日には出会ってもスルー・・・

綺麗に手入れされた中庭を囲んでいくつか部屋が並び、階段を上がると広い屋上テラスがあります。

テラスの一部にはテント部屋などもあってシンプルに見えて、何だか面白い

レイアウトのホテルです。

そしてレセプション横の屋外レストランからは、障害物ゼロの絶景が!

これは贅沢なんじゃない・・・。

さて、部屋の数は大小17部屋ほどあり

間取りも一つひとつ違うのがユニーク。

天空の城ラピュタに出てきそうな

どこの国ともいえないアンティークさがほんとタイムスリップした感じで◎

時間を忘れて写真撮影タイムに

入っていると、親切なスタッフさんが

わざわざ他の部屋を見せてくれました。

もちろんテンションは⤴

結局オーナーさんのご好意で、

4人部屋から6人部屋?にアップグレードしていただきました。

​絶景×マサラチャイ

次の日の朝食は

解放感抜群のテラスでいただきました。

 

宿泊客は旅之助一家だけなので

静かな屋外空間に風の音だけ。

そしてマサラチャイのカルダモンの香りが時々ふんわり香ります。

メニューはいたってシンプルな

ベジタブルビリヤニダールの煮込みなど、特に印象に残ってないのですが

テーブルからの絶景がご馳走でした!

とだけ記しておきましょー。

今年の絵馬は月桂樹の葉っぱ

宿泊したのが1月3日

日本ではお正月三が日という事で

中庭にある立派な月桂樹の木の葉を

ちょっと拝借。

葉の裏に家族がそれぞれ

今年の願い事を書いて絵馬の代わりに

しました。

スタッフの人がものすごく不思議そうに見ていたのが印象的です(^c^)

周りには何もないホテルでしたが、

建物をなでるように吹くやさしい風が

心を整えてくれる癒やしの場所でした。

alwar
ダディカルフォート
The Dadhikar Fort Hotel
Village Dadhikar, Sariska Tiger Reserve, 301001 Alwar, India

デリーから、アグラやジャイプルへ向かう際、車をチャーターしたならぜひ立ち寄ってください。アルワールの町は、シティパレスのほかに、平野を見下ろす山上にある要塞バーラキラーもあり、小旅行にはちょうど良い規模です。ここから約80kmの場所にある階段井戸・チャンドパオリに行く前後に宿泊するのがおすすめです。幹線道路からは外れるため、明るい時間帯に町に入らないとたどり着けないかも・・・。大袈裟ですけど。

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